陣内耳鼻咽喉科クリニック
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『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜』(ID:0000164378)
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陣内耳鼻咽喉科クリニック
京王線笹塚駅より徒歩2分。Tel 03-3370-6635。
診療時間 9:00〜12:30、15:00〜18:30。休診日 木曜・土曜午後・日曜・祝日。

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2010年09月04日

【週末は東京と福岡で終日仕事です(忙)】

 今週は週末に東京で座談会、福岡で講習会と、全くメルマガを書く時間がないことが予想されたので、金曜日の夜から書いています。東京の座談会はお世話になっている教授を囲んでのものです。久しぶりに真面目な耳鼻科医にならなくては(笑)、と気合が入ります。

 福岡での講習はDHEA-Sに関する講習で、これだけで終日のものですので、何か面白い情報が得られるのではないかと思っています。また帰りに、福岡のサプリメント業者さんとお会いすることになっています。これもどうなることか、面白そうです。今後の情報をお待ち下さい。





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2010年08月29日

【久しぶりに鍼の講習を受けてきました】

 しばらく鍼治療からは離れていましたが、このたび奇経の治療に関する講習があるとのことで、参加してきました。

 奇経というのは、通常は使われていないエネルギーの流れのことです。胎児のときのエネルギーの流れとも言われています。この経絡を開くことが健康に大きく寄与すると私は考えています。

 特に重要なのは任脈と督脈(とくみゃく)ですが、気功とかヨーガをやっている人以外にはあまり開いている人はいません。でもきっかけがあると開く人はいるのですよ。あと、ストレスは経絡が閉じる原因になります。

 奇経治療は速効性がありますし、簡単にできますので、自分の診療に取り込んでいこうと思っています。






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2010年08月22日

【水の飲み過ぎからくる頭痛とめまい】

 最近、頭痛がする人、めまいのする人が多くなっています。

 そういう人は大抵、舌が腫れて歯型がついているか、脈が全体に深く感じられます。一種の浮腫みの状態なんですね。

 季節柄、どうしてもたくさん水が飲みたくなります。さらに水をどんどん飲みなさいと水毒を誘発するような声がたくさん聞こえてきます。致し方ない部分もあるのですが、しかしその水を循環させる力が体にない場合には、やはり症状がでてしまいます。その代表格が、めまい、頭痛なのです。

 水を循環させる漢方薬がありますが、それだけで症状が解消することも多いです。通常使われるような利尿剤などはあまりお勧めできません。

 それと、冷たいものばかりを飲んでいると量が少なくても症状がでることがあるようですので要注意です。






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2010年08月08日

【(ラジオから)東京のゴミ問題について】

 この夏、東京ではゴミ焼却場が最大4カ所ストップしてしまったようですね。東京に住んでいながら全く知りませんでした。

 どうも原因はゴミの中に水銀が多く含まれていたようなのです。焼却後の煙は大気の放出されますが、その中の水銀濃度が一定の濃度を超えると機械が止まるようになっているそうです。

 そんなに水銀がどうして含まれていたのか、調査中とのことですが、ゴミの不法投棄、とくに医療関連ではないかと考えられているそうです。

 東京ではいつからか、分別がとても緩くなりました。これが原因と見る向きもあります。そもそもゴミに水銀がどのくらい含まれていて良いとか悪いとかの法規制がそもそもないのだそうです。

 焼却場のフィルターは優秀なので、水銀がそこから薪散らされることは想定外のようですが、現実には機械は止まり、大気への放出経路全てで洗浄?が行われるまで機械は停止したままだそうです。数日前でもまだ2カ所は停止したままです。

 東京はとんでもないところだな、とラジオを聴きながら思っていましたが、実は一番問題だと思ったのは、東京は自主規制で機械を止めているから良い、地方都市では水銀濃度の測定さえしていないのが現状ではないか?というのです。

 ゴミの収集に問題がでても困りますし、水銀化合物が大気に撒き散らされても困ります。どうか法規制などで、上手く問題解決がなされると良いですね。





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2010年08月01日

【不眠やストレスからくる鼻水と鼻づまり】

 夏なのに「アレルギーがでて鼻水や鼻づまりになっています」と訴えられる方がとても多いです。本当にアレルギーなのでしょうか?

 結論はでていませんが、湿気がまだ多い日があるのでハウスダストによるアレルギーは確かに否定できません。

 花粉はあまり目立って飛んでいるものはないと思います。

 ハウスダストは否定できないものの、あと可能性のある病態として私が考えているものはのぼせです。

 鼻出血の人も増えてきましたが、ほとんどがのぼせと脱水による粘膜の乾燥のようです。

 夏は暑くなりますのでのぼせ易くなります。しかもこの暑さですから、不眠傾向の人が多いですよね。睡眠は体を冷ます働きがありますので、不眠は体に熱を残すことになります。これがのぼせの原因になります。そこにストレスが加わると、さらにのぼせが強くなります。

 コンピュータが暑くなると調子が悪くなるように、人の体も暑さが過ぎると調子がくるってきます。この状態を気滞(きたい)と言います。気の滞りのことです。首から上の気滞でまず出てくる症状は鼻づまりです。

 鼻水は気滞からとも考えますが、過労により体を維持する力が殺がれて、鼻の粘膜が水を維持できなくなり鼻水がでているようにも見えます。風邪のときに過労が重なると、寒気がでて鼻水がでますけれど、それと同じような現象かな、と思っています。

 漢方薬ではストレスに効果的に働くもの、体の熱を処理するものを主に使用し、そこに気の巡りがよくなるようなものを補助的に入れて効果を高めるように考えています。

 ご質問はlohas@jjclinic.jpまで





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2010年07月25日

【この季節の慢性的な咳への対応】

 今日はTさんのご質問をご紹介します。

 > 私も風邪をひくとなかなか咳だけ抜けません。体調が悪いときと重なると、
 > 体の中が熱くなって風邪のような症状をぶり返します。これはどのような
 > なだめ方がいいのでしょうか。スポーツドリンクは効果があります。

 この季節は、睡眠不足や脱水傾向、気温上昇が特徴です。

 氣で解説を試みてみますと、気温が高くなると氣が体を上り易くなります。これは感覚的にわかりますでしょうか?

 だいたい氣は上がり易いので、下げるための仕組みが必要になってきます。体を覚ます働きが氣を下げるのですが、もっとも重要なのは睡眠です。

 ところがこの暑さですから睡眠不足になりがちで、しかも発汗過多で脱水傾向で熱を奪うものが不足することになり、余計に氣が下がらなくなります。

 体の中が熱くなるのは、体を冷ます水分が不足しているのではないでしょうか?スポーツドリンクで水分が補給されると、その水に熱が奪われて熱さも氣の上昇も抑えられるようになるでしょう。

 できることは適度に水分を補給すること(しすぎも不可です)、よく休むこと、ぬるい風呂などでリラックスすると循環が良くなり、熱の偏りがなくなりやすくなるでしょう。

 私は漢方薬を多用しますが、柴胡で体の興奮を除き、麦門冬など甘みのある方剤で水分を維持するように考えます。水分を維持するので、浮腫みがある人では注意が必要です。

 通常の感冒薬では、過敏性を化学的に押さえているだけですし、乾きの強くなる傾向を持っている薬が多いので、たとえ咳が止まっても、根本的にはなおらないことが殆どです。

 Tさん、ご質問ありがとうございました。
 ご質問はlohas@jjclinic.jpまで
  
2010年07月18日

【梅雨時のめまいについて〜漢方薬の選択】

 梅雨になり湿気が増してくると、気温の上昇で生じたのぼせ状態の上に、体の中の水の動きが鈍くなり、首から上の水滞(すいたい)という状態になります。症状としてはめまい、むくみ、頭痛ということになりましょう。

 中医学では胃腸の機能が水の運行を支配しているとされていますので、このめまい、むくみ、頭痛は胃弱の人ほど生じやすいようです。

 耳鼻科はめまいの専門科ですが、耳鼻科では神経障害から生じるめまいを診察することが得意です。しかしこの季節のめまいは神経障害があまり見られないのが特徴です。ですので、この季節にめまいがしたらどの診療科に行けば良いのか難しいですが、漢方薬だと対応できる場合が多いように感じます。

 解決策のひとつとして苓桂朮甘湯という漢方薬があります。梅雨時のめまいに重宝する漢方薬です(注:逆に他の季節には合わないことが多いのですが、耳鼻科の漢方薬の会合では「まず苓桂朮甘湯を処方しましょう」という感じなので困ります(苦笑))。

 古典ではこの漢方薬は激しい咳、呼吸困難があり、顔のむくみがある人と解説されています。心臓性喘息、気管支喘息などが想定されているようです。そういう人に生じるめまいに効果があるということになります。

 風邪のときにも一時的に突き上げるような咳がでて、飲水量が風邪の口渇で増し、胃腸の強い人でもめまい、頭痛が激しくなることが多くなります。梅雨明けまではこういう患者さんが多いのでしょうね。






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2010年07月10日

【足首の冷えについて5】

 足首の冷えに関して、6通目のメールです。Sさんからコメントをいただきました。ありがとうございます。

 > 妊婦のとき、足首を冷やした翌日は体調が悪く、暖かく翌日は体調が良
 > かったです。靴下の長さは関係ないと思いましたが、翌日の体調に見事
 > に反映され、それ以来生活を改めました。

 あまり足首の状態と日頃の体調を合わせて考えたりしないですものね。注意を向けると結構重要な気づきがある、ということでしょう。

 > 妊婦でない今は、生理の重さが見事に冷え具合にリンクしています。以
 > 来、夏場では半ズボンでも、足首だけはアームカバーがやめられません。

 これは面白いですね。何で生理なのか。血の滞りを解消するヒントがある、ということなのでしょうね。生理痛などでお困りの方は、一考に値する方法かもしれませんね。

 Sさん、貴重の情報をありがとうございました。





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2010年07月04日

【足首の冷えについて4】

 1週飛んでしまいましたが、足首の冷えに関して、4通目のメールです。内科のT先生からコメントをいただきました。いつもありがとうございます。

 > 私はとても冷えが強い方ですのでよくわかりますが、体調が悪いと冷え
 > が入りやすいところです。

 足首から冷えが入りやすいことを体感なさっているのですね。私は感じたことが無かったので、これから少し注意を向けてみようと思いました。

 > 仙頭先生の本では、「熱を逃がしやすいポイントは、襟もと、脇の下、
 > 肘、臍まわり、股関節、膝の裏、足首であり、この部位を覆えば、薄い
 > 生地でも陽気を守りやすい・・」と言う話がありました。

 陽気が逃げやすいポイントがあるのですね。肘とか膝の裏というのは全く知りませんでした。ありがとうございました。

 次は39歳男性Aさんです。

 > くるぶしからすねの辺りを冷やすと、軽い風邪症状がよく出ます。冷え
 > を感じた時は厚手の靴下やレッグウォーマーを着用したり、足湯をしま
 > す。首と肩の冷えからも体調を崩すことがあります。

 くるぶしは骨の形が複雑ですので、血流が悪くなりやすいかもしれません。すねですか。膝裏同様に意識が行きませんでしたよ。いろいろ勉強になりますね!Aさん、メールありがとうございました。

 来週もメールをご紹介する予定です。まだまだご意見をお寄せ下さい。





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2010年06月27日

【インフルエンザは本当に季節外れなのか?】

 「足首の冷え4」をお送りしようと思いましたが、紙面の都合で内容を変更しました。インフルエンザのことです。

 我が家はインフルエンザ感染が流行?しています。私は大丈夫なのですが。

 大学病院と近隣の内科で診察してもらいましたが季節外れなのでインフルエンザは想定していないらしく、通常の血液検査だけです。

 問題ありませんと言われても、あまりに異常なだるさに納得がいかず、私が波動診断してみたところAソ連型インフルエンザだったわけです。

 実は翌日、患者さんからもB型インフルエンザを検出しました。風邪にしてはおかしな経過であったことと、我が家でのインフルエンザ騒ぎのおかげで診断に至りました。これは鼻水でも検査陽性でした。

 さらに同じ日に波動検査ではインフルエンザが検出された人が、まだ2人いたのです。そこで考えました。本当に季節外れなのだろうか?と。

 根路銘国昭先生は「ウイルスはどこかに潜んでいて・・」とサイトで発言されていますが、もしかしてその場所とは、実は体内ではないだろうか?と私は思ってしまいました。
 

 冬だと免役が下がりやすいのでウイルスが出てきやすい。夏でも別に出てきてもおかしくないのではないでしょうか?






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2010年06月19日

【足首の冷えについて3】

 足首の冷えに関して、2通目のメールです。75歳細身のUさんからです。

 > 昔から あちこち 冷たいなと感じる事がありましたが、60歳を過ぎ
 > た頃からひどく足首が冷えるようになり、夏でも寝るときは足首だけの
 > サポートをして休みます。翌日は調子が良く、これはおすすめです。

 Uさん、ありがとうございました。

 足首、と場所を限定されていますね。やはり足首の冷えは相当影響があるのですね。認識不足だったなぁ。これだけで調子が良くなる、ということにも驚きがありますね。

 次はSさんからのメールです。ありがとうございます。

 > 男友達が「七分袖の服で手首を出すと風邪を絶対にひく」というのです。
 > 私も足首が出る格好や、首から寒気がくると風邪を引きます。
 > 「首がつくところは全部冷やしてはいけないな」という結論になりまし
 > た。男性がそういっていたので、ちょっとびっくりしました。

 手首も同じなのですか。また経絡の話になってしまいますが(つまりツボですね)、上半身のツボに繋がる経絡は必ず手首を通り、下半身のツボにに繋がる経絡は必ず足首を通ります。そして全身の経絡は全て首を通ります。これはきっとそういうことが原因で起こっている現象なのですね。それを体感するとは凄い!

 いろいろ考えてみると発見があります。来週もメールをご紹介する予定です。






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2010年06月13日

【足首の冷えについて2〜多くのご意見を頂きました】

 足首の冷えに関して、先週の編集後記でコメントしたところ、多くのご意見をいただきました。ありがとうございました。今週、全て返信できるか分かりませんが、ひとつずつ見ていきましょう。

 初めはSさんの場合です。この方は相当冷えに苦しんでいると見えます。ご本人のメールから見てみます。

 > 寝るときも足首には、表がアクリル、裏がシルクのウォーマー、手首に
 > は指きりの手袋、首は真夏でもハイネックの服しか着用できません。パ
 > ジャマはハイネックのTシャツ+長袖襟付きです。夏でもブーツです。

 何でも、デパートや映画館にも入れず、電車も辛いとか。ご本人の体型とか個人的な情報が分からないので何とも言えませんが、こういうひどい冷えの場合はまず栄養状態が気になるところです。ビタミンB群と鉄分が十分にあるか、ちょっと気になります。

 あとはストレスなどで、体の緊張がないか、確認の必要があるでしょうね。精神的ストレスは交感神経を興奮させるので、血管が収縮します。すると皮膚表面の温度が下がるので、慢性的に冷えになやまされることになります。

 あと、後の本の内容と関連しますが、何かを我慢することが習慣になっていないでしょうか?あるいは昔、何か嫌な目に遭遇したとかいうことはないですか?それを黙って乗り越える代償として冷えを体が受け容れているということもあるかもしれません。

 冷えはありふれた症状ではありますが、必ず原因があります。あきらめないで探し出して、冷えを克服して下さいね。

 来週以後も続く予定(笑)です。





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2010年06月06日

【扁桃炎について〜理解の難しいこの病気】

 耳鼻科の中で、私が最も奇怪な病気だと考えているものは扁桃(腺)炎です。

 扁桃炎なんてありふれた病気じゃないか・・?と思う方もいるでしょう。しかしそういう優しい病気ではありません。どうして生じるのか、どうしても分からないのです。

 耳鼻科でよく遭遇する副鼻腔炎、中耳炎、気管支炎は、気道の病気ですので、風邪に端を発して、体の状態に左右されながら炎症の出方が決まってくると私は確信しています。

 扁桃炎は気道の病気ではありません。消化器の病気です(だと思います)。ですので、少し異なる理論でアプローチしないと病気の完全な理解には至りません。でもそのアプローチを探しあぐねています。

 最近、ひとつ参考になることがありました。

 妊娠している人の扁桃炎を診察する機会がありました。どうして漢方薬で治して欲しいと無理を言います。しかし折角患者さんが機会を作って下さったのでやってみました。

 大防風湯と神秘湯、つまり攻めと守りの両方を強めてみたのです。

 経験から、疲れなどの免疫低下状態により扁桃炎が生じることが多いため、大防風湯が役立つでしょうし、とにかく発散して気が巡るようにすることで神秘湯がウイルス感染であれば役立つでしょう。ウイルス性の場合にはこの組み合わせはかなり役立つでしょうね。

 よく考えると、仙頭正四郎先生から教えていただいたインフルエンザの治療と同じ組み合わせです。ウイルスのときには同じ対応で良いのでしょう。

 さて、細菌性のときにはどうすべきか?真の原因とは?引き金はどこにあるのか?まだまだ分からないことばかりです。





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2010年05月30日

【耳鳴りの治療で考えさせられたこと】

 耳鼻科の診察のなかでも、耳鳴治療は非常に困難なもののひとつです。耳鼻科だけではなく、鍼灸師、気功師などにも聞いてみましたが、耳鳴治療は難しいというのが定説のようになっています。

 あるとき診察をしていたら、こんな人に出会いました。

 「ユベラを飲んだときだけ調子が良いんだわ」

 ユベラというのはビタミンEです。これだけで調子がよくなるとはどういうことでしょうか?

 通常は「気のせいでしょ?」と片付けられてしまうところかもしれませんが、鉄剤でも耳鳴がよくなることがあるのですから、ビタミンEだって可能性がないとは言えません。

 よく考えてみると、ビタミンEは細胞膜の酸化を抑えるのが主な働きです。酸化が老化の原因と考える向きもあり、細胞膜の酸化が生じても耳鳴が発症しないとは限りません。

 ビタミンEによって細胞の状態が正常になり、耳鳴がなくなっても不思議ではない、とだんだん思えてきました。

 血液データから言えば、間接ビリルビンの値が0.5mg/dlよりも大きい場合、ビタミンEの不足は可能性があります。0.8以下で正常とするような記載も見られますが、これは私が勉強した範囲では基準が甘すぎると思います。

 さらに網赤血球の割合が10‰(パーミリ)以上の場合には、疑いが強まりますので、みなさん御自分の血液データをチェックしてみましょう。





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2010年05月22日

【耳鼻科の学会でホメオパシーについての議論がありました】

 耳鼻科の学会が仙台で開催されました。私も一応(笑)耳鼻科医ですので、参加してまいりました。

 今回の演題で私が一番注目していたのは、日本ホメオパシー医学会の医師部会長がスギ花粉症へのホメオパシー治療の効果について話されていたことでした。

 ホメオパシーにやや否定的な見解を先週述べましたが、代替医療がこの大きな学会で議論されたことは大変に結構なことだと思いました。

 質問は「何を言っているのか分かりません」というようなものもありましたが、座長からもやや肯定的な意見が出ましたし、大変な進歩であったと感じました。

 そして、スギ花粉症に対するホメオパシーの実際の効果ですが、80%の人に何らかの効果があったようです。これはなかなか良い率です。

 少数の例では、重症の方に治療を行ったにも関わらず、投薬不要になった方がいらっしゃいましたし、後まで効果の残る治療ですし、有用性はかなり高いと判断しました。

 残りの20%の方が何が理由で効果がでなかったのか、効果の出た方でも、出方に違いがなかったか、など知りたいことがたくさんでてきました。自分でもやってみようか、どうしようか・・・。






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